ダイビングの歴史

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  ファンダイビング・シュノーケリング・体験ダイビングなど、ダイビングには様々な種類があります。海に潜る楽しさが広まったのは、いつ頃なのでしょうか。こちらでは、ダイビングに関する歴史をご紹介します。

  ダイビングの起源

  ダイビングの起源には様々な説がありますが、食糧確保のために行われていた素潜りがはじまりだというのが有力です。太古の時代から、人類は魚や貝を食料にしていました。西アジアのアッシリアで発見された、羊の皮を酸素袋のように使用している彫刻が素潜りの最古記録だといわれています。なた、ガラスで出来た潜水鐘の中に入って潜るという方法もあったのだそうです。日本での歴史は、古事記・日本書紀といった書物に残っており、有名な万葉集の中には海女の様子を歌にしたものが多く残されています。

  器材の歴史

  16世紀頃に制作されたものは、器材の長さ・太さを調節したものが多くありました。19世紀頃になると、ヘルメット式潜水器が開発されます。この潜水器は、船上からホースを使用してヘルメットに空気を送る仕組みです。この潜水器により、長時間の潜水が可能になります。

  日本でヘルメット式の潜水器が使用されたのは、江戸時代という記録が残っています。その後1943年にアクアラングが開発されますが、実はその20年前の1920年頃に日本でマスク式の潜水器が開発されていました。これは、現代のレギュレーターと同じ原理のものでした。

  現代のダイビング

  アクアラングにより、ダイビングが身近なものになっていきます。1960年代になると、浮力調整が可能なBCD、予備空気源のオクトパスといった装置が開発されます。現在では、より高性能なダイビング器材の研究が進められています。器材レンタルやダイビングショップなども増え、ファンダイビング・シュノーケリングなど様々な形態でダイビングが楽しめるようになりました。体験ダイビング・ファンダイビングなど現代で気軽に楽しめるマリンレジャーの原点は、人類が生きるために行っていた狩りだったのです。

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