石垣島ダイビング 「稚ヒトデを探せ!!」
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みなさん、こんにちは。
石垣島よりダイビングショップKUKURUがお伝えします。
昨年末から1月にかけて行われた「稚ヒトデのモニタリング」。
この程、報告書が出来上がりました~。
「沖縄県オニヒトデ対策普及事業」の一環として行った稚ヒトデのモニタリング。
「なぜ 子供のオニヒトデ?」なんて思う方もいらっしゃると思うので
ザクッと概要を説明させて頂きますね。
オニヒトデは生まれると数週間海中を浮遊生活を経て水底へ着底します。
幼生から稚ヒトデへと変わる時です。
稚ヒトデの時はサンゴを食べるわけではなくサンゴ藻を餌としています。
1ヶ月ほどして1cmほどに成長すると徐々にサンゴを食べると言われています。
そして、オニヒトデは2~3年で20cmほどになり大人となります。
と言うことは、稚ヒトデがたくさんいると2~3年後に大発生する可能性が高くなるのです。
大発生してから対策するのではなく
大発生を予測して事前に備えることが稚ヒトデのモニタリングの目的です。
とは言え、稚ヒトデを見つけるのはなかなか難しい!
ちなみに、稚ヒトデは・・・。
こんな形をしています。
今回のモニタリングでは、
稚ヒトデや明らかな稚ヒトデの食痕と思われるものは見つかりませんでしたが
近い将来 起こるであろうオニヒトデの大発生。
このモニタリングを活かしてオニヒトデ被害を最小限にできるといいですね。
でも、オニヒトデが大発生する頻度が短くなっている原因は人間とも言われています。
海に限らずですが、人間が生態系を崩していることは多いはず。
自然環境にもっと関心持たないと!!ですね。
スタッフ:とっつぁん
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